中3 塾の冬期講習をどうしたらいいか

[2019年12月4日 更新]
あと3週間で、受験生にとって正念場となる冬休みが始まる。

この冬休みにすべきことは
・弱点補強
・過去問を解き、得点力をつける

おもにこの2つ。

国語の漢字や、理科の覚えるべき語句(今週中に記事にする)が不安なら、これも冬休み中にやっておこう。
1月になったら、覚える作業には時間を割きたくない。

◆まずは国語の得点を上げる
12月時点だと、数学や理科社会の中学全範囲を学んでいない子もいるだろう。
だが国語は現時点で、ある程度の読む力はついているはず。

これからは多くの問題を解き、”なぜ正解したのか”と”なぜ不正解なのか”を分析しよう。
都立入試の国語は200字作文と漢字を除いた70点分はすべて四択問題である。

四択問題の正答率を上げることが、国語の得点を上げる最重要ポイントである。

◆数学の計算問題は完璧に
数学の大問1は必ず取らなければならない。偏差値50以上なら1ミスが致命傷になる。

特にミスしやすいのが
・資料の整理は、最頻値、中央値、階級値などの言葉の意味を正しく理解すること。
・作図問題は6点とデカい。垂直二等分線・角の二等分線・垂線の3つが何なのかを理解すること。

毎日、1回分のVもぎ過去問や都立過去問を使うといい。

◆勉強合宿・正月特訓に意味はあるか
結論から言えば「自分で勉強した方がいい」

本当に必要なことは塾の冬期講習で勉強するだろう。
冬期講習は、塾として必要なことを冬休みの短い期間に教えてくれる。

信頼している塾ならば、受講すべきだ。
しかし、正月特訓や冬合宿などのオプションは蛇足だと考える。

塾の正月特訓の大きな目的は塾の売り上げアップであり、受験生の得点力アップは二の次だ。

冬期講習で学んだことを復習する時間が、夏休みと比べて冬休みは確保しにくい。
それを定着させる勉強を、年末年始の塾が休む期間にすべきだ。
正月特訓に参加した方が塾からしたら”いいお客さん“かもしれないが、余計なカネをかけて受講する必要はないと私は考えている。もちろんウチの塾ではやらない。正月三が日は休みである。

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@toritsukoko

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