私立高校の併願優遇を受けるべきかどうか

[2020年11月26日 更新]
11月に入ってからブログのアクセス数が伸びている。

去年もそうだったが、ここから2月くらいまで毎週のように伸び続ける。

読んだ皆さんに満足いただけるよう、アクセスの傾向を見て記事を書いていく。

そんなブログ「都立に入る!」をお読みの皆さまは、おそらく都立高校を第一志望としているだろう。
都立高校を第一志望としていて、そこがダメなら私立高校に行く。
こういうお考えなら一般的には「私立高校の併願優遇」を利用して受験する。

併願優遇については過去記事を読まれたい。

過去記事:東京都の併願優遇について全部、教えます

◆私立に行かないなら併願優遇は不要!?
都立高校が第一志望で、来年2月21日の一般入試で不合格の場合、取れる手段は3つ。
1. すでに合格している私立高校に入学手続する
2. 都立高校の2次募集か分割後期募集を受ける
3. 私立高校の2次募集を受ける

「1」は2月10日以降に私立高校の併願優遇を受けておく必要がある。合格を確保した状態で都立高校を受けられるので、気持ちが多少はラクになるだろう。

都立高校一般入試で落ちたら、この私立高校の入学手続きを行うことになる。

期日(たいてい都立の合格発表日か翌日)までに入学手続しなければ合格は取り消される。
都立に受かっていた場合、別に私立高校へ連絡する必要はない。されても向こうは邪魔なだけだ。

「2」と「3」は、2月21日時点でどこの高校にも合格していない状態のハズ。
ただし受験が終わった後、模試落ちたらどうするかを考えることはできる。

「2」なら、分割後期募集を行う高校のうちどこを受けるか考えておく。又は定員割れしそうな都立高校に目星をつけておくことだ。

分割後期募集を行う高校は明日の記事でまとめる。

都立高校の受験者数は即日発表される。ここで募集人員より受験者数が少なければ必ず2次募集が行われる。

「3」は年によって異なる。
たいてい募集人数は「若干名」。もし受験者がキミだけだったとしても受かる保証はない。都立受験と違い、しりつは必ずしも定員までを全員合格にはしないからだ。

参考までに、今春の2次募集状況を見たければここをご覧あれ。
https://school-data.com/exam_archives/pdf_data/2020/200228_shiritsu_boshu.pdf

ここで問題は「どうせ私立には行かないから、私立高校は受けない」ことに対して。

ご家庭の判断で「絶対に私立には行かない、行けない」というのならそれは構わない。選ばなければ都立高校はどこかしら入れる。全日制の工業科や定時制

は3次募集も行うところもある、つまり2次募集でも全入になる高校だってあるのだ。

定時制はなんと4次募集まで行う。この定時制ならまず入れますよ。
https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/admission/high_school/archives/application/parttime2020_01.html

そこまで考えた上での「私立高校は受けない」はいいのだが、なにも思考せず「私立は高い。だから3年間通えるわけがない。だから受けない」というのはいかがなものか。

確かに私立高校受験には2万円以上かかる。安いとは思わない。

だがそれで少しでも落ち着いて都立高校一般入試を受けられるのなら、高くはないと私は思う。

カネの使い方なんて個人個人で違うのだから正解なんてない。
でも私がそんな貧しい状況であったら、毎日塩むすびで腹を満たしながら受験費用は都合をつけるはず。子どもが親のスネをかじれるのはせいぜい高校・大学までだろうから、塩むすびでも食パンでも食ってカネを作ります。

もちろん子どもが「どうしてもその高校に行きたい」と歯を食いしばって勉強しているのが前提だけどね。

もし中学生のキミが「うちの親は私立に行かせてくれない」と不満に思うのなら、まずキミの今の行動を見直してみてはどうだろう。

真剣に努力している我が子を応援しない親なんていないはず。

応援されないとしたら、キミが努力しているように見えないからじゃないかね。

都立に入る! Twitter (X) そのときに必要な情報をこっそりと。ミンナニナイショダヨ
@toritsukoko

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