[2026年5月18日 更新]
前回、遺伝の法則の基本を学習したので、今回は問題を解く&解説に終始した授業。
この単元は、
・与えられた条件を確認する
・問われたことに答える
を正しく速くできるよう、定着するまでさまざまな問題を解く必要がある。
今回は、
ステップ1 中学校の定期テストレベルの問題
ステップ2 入試問題
の順で解いてもらった。
◆用語の違いに注目せよ
「生殖細胞」と「精細胞」の違いや
「遺伝子」と「染色体」の違いを説明できますか?
これが理解できていないなら、テストは黄信号です。
何となく解答して失点します。
私の授業では具体的に、分かりやすく理解できるように説明します。
例えば
生殖細胞は
・有性生殖するための細胞のこと。これ以外のふつうの細胞は「体細胞」という
・具体的には、植物は「精細胞と卵細胞」、動物は「精子と卵」
・これを作られる際、染色体の数が体細胞の半分になる。
例えばヒトの体細胞の染色体は46本。生殖細胞である精子の染色体は23本、卵の染色体も23本。
精子と卵が受精し、受精卵になると23+23=46本になる。
また、顕性形質と潜性形質の遺伝子の組み合わせを問う問題は、都立入試では頻出。
たとえば2021年度、大問1で次の問題が出た。
エンドウの丸い種子の個体とエンドウのしわのある種子の個体とをかけ合わせたところ,得られた種子は丸い種子としわのある種子であった。
かけ合わせた丸い種子の個体としわのある種子の個体のそれぞれの遺伝子の組み合わせとして適切なのは,下のア〜エのうちではどれか。
ただし,種子の形の優性形質(丸)の遺伝子をA,劣性形質(しわ)の遺伝子をaとする。
※注 現在は優性→顕性、劣性→潜性と呼ぶア AAとA
イ AAとaa
ウ AaとAa
エ Aaとaa参照:令和3年度 都立高校入試
この問題の正答率はなんと48.4%。
半数以上が不正解だった。
しわのある種子の遺伝子はaaしかない。
まずイかエに絞れる。
もちろんAAとaaの組み合わせだと、その子の遺伝子は全てAaになる。
丸い種子しか得られない。
よってイは誤りで、エが正しいと分かる。
正しく理解していれば、間違えることはあり得ない。
「なんとなく」で覚えていては、入試問題はおろか定期テストですら満足に答えられない。
理科と数学は特に、用語は正しく理解して覚えよう。
塾に通っていると、そういう点を中学生にも分かりやすく教えてもらえる。
<過去記事:都立入試理科 遺伝/生殖 は出るか>

