中学生はいつから塾に通うべきか

[2021年3月9日 更新]
例年なら3~4月は、塾にとって「書き入れ時」である。

多くの塾が(他の習い事もそうだが)”春から新コーススタート”といった具合に、新参者に優しい仕組みを作ってきた。

新学年が始まるにあたって、授業も各学年のキリがいいところから始められる。

入る側(生徒)にとっても塾運営側にとっても、春からスタートは都合がいい。

高校受験のため塾に入るなら3月。これは鉄板である。

◆中1から塾に行った方がいい理由 
では何年生から塾に行けばいいか。
結論から言うと「中学1年生」だ。

理由は4つある。その中でも
「正しい勉強姿勢が身につく」のがいちばん大きい。

勉強姿勢には座る姿勢、ペンの持ち方なども含むがそれ以上に「正しい勉強のやり方」が大切。

スポーツで考えてみよう。
へんてこなフォームでの平泳ぎではタイムは伸びにくい。これと同じ。

バスケのシュートも、野球のバットスイングも、走り幅跳びの跳び方も正しいフォームを体に染みこませることで結果が出るようになっていく。

勉強だって変わらない。
林修先生がTVで言っていた
「正しい場所で 正しい方向で 十分な量なされた努力は 裏切らない」

その通りだと私も思っている。

その正しいやり方は、遅くとも中1の夏休み前には身につけるといい。その後の伸びが違う。
塾に通うメリットと言うと「授業が分かりやすい」を思い浮かべるかもしれない。
でも私は「正しい勉強方法を教えてくれる」の方が大きいと考える。

ウチの塾に通ってくれる子には、まず正しい勉強のやり方を叩き込む。
・ノートの取り方
・座る姿勢
・宿題はいつやると効果があるか

理由も一緒に伝えると、子どもたちはそれに従う。その方がトクだと気付くからだ。

姿勢についてはブログでも書いたので知りたければどうぞ。
<過去記事:今すぐ、成績を上げるためにできること <前編>

昨年はコロナウイルス騒ぎの中、多くの塾は営業自粛していた。

塾の授業を見学するのもままならなかっただろう。

でも心配無用。インターネットがある。

どの塾でもホームページやツイッターで、自塾の取り組みを発信している。

ホームページすらない塾は
 ・アップデートができない先生
 ・口コミだけで生徒を集めたい先生

のどちらか。

今どきサイトを持たないような塾は「存在していないのと同じ」だ。

保護者は間違いなく塾のサイトを見てから問い合わせてくる。

ホームページを見れば、その塾の先生の思いのたけが写真や文章で受け取れる。
文面から、その塾の先生の為人(ひととなり)が見える。
言葉に力がある人は、文にも力がある。
逆に、どうでもいい当たり前のことを垂れ流す塾は要注意。読み手のことを考えていない。

生徒や保護者がホームページを見て知りたいのは、
「どんな先生がいるのか」「料金」の2つだけ。

合格実績や時間割などは塾を選ぶ際の決定打にはならない。

塾長の名前や写真を出している塾は覚悟がわかる。逆もしかり。
このブログもそう。おりぐちの写真も出さず、大したブログではない。

大手塾なら数年で教室長や先生が異動したり退職したりする。写真を載せられない(=ころころ先生が変わるのを公にしたくない)という事情もあるかもしれない。

enaや栄光ゼミナールは以前、各校舎のページに講師の写真と名前が出ていたが現在は載せていない。

ぜひ近所の塾のホームページとTwitterを見比べて欲しい。
素人目にも分かるはずだ。
生徒に集まって欲しいという思いは、文章にも表れる。