杉並高校と武蔵丘高校、どっちを選んだらいいか

[2021年7月27日 更新]
旧3学区の杉並高校と武蔵丘高校。

10年前は杉並高校の方が上だったが、今や立場は逆。
じわじわ下がっている杉並と、じわじわ上がっている武蔵丘。

選ぶべきはどちらなのか。大衆は分かっているようだ。

では本当にそうなのか。
今回はこの2校の進学実績を比べてみよう。

◆2021年春の合格実績を比べる
武蔵丘は現役生と浪人生の合格者数をそれぞれ公表している。

杉並はその記述がない。おそらく現役生のみと信じて比較してみよう。

しれっと浪人生を含む人数を合格実績に出すようなマネはしないだろう。

国公立大
武蔵丘 3
杉並 3

合格数だけなら同数。

武蔵丘高校は東京海洋大、東京学芸大、名寄市立が各1

杉並高校は都立第が2、高崎経済大が1

早慶上智
武蔵丘 1
杉並 0

武蔵丘は早稲田に1名合格を出している。

MARCH
武蔵丘 19
杉並 19

ピッタリ並んでいる。

なお武蔵丘は19名のうち13名が法政大。明治大と立教大は1名ずつ、青山学院大は0である。
杉並は青山学院大2、中央大3、法政大7、明治大4、立教大3。ばらけている。

日東駒専
武蔵丘 32+41+18+30=121
杉並 24+18+7+18=67

日本、東洋、駒澤、専修大の順。

ここら辺の大学がこの高校レベルでは目標となるだろう。
このゾーンになると武蔵丘の圧勝になる。

もちろん一人で3校も4校も大学合格実績を稼ぐ子はいるだろう。

それでも大学合格実績においては武蔵丘に軍配が上がりそうだ。

杉並から日東駒専に行きたいなら、学年上位2割に入っていなくてはならない。そう考えておくといいだろう。