2020年度一般入試 受験者の多かった高校

[2020年4月6日 更新]
都立高校は学校ごとに募集定員が異なる。多い学校だと9クラス360名程度だし、少ないと200名5クラス程度だ。
小笠原や大島など島しょの高校は1~2クラス。

今回は受験倍率に関係なく、2020年度入試で不合格者の多かった都立高校を並べてみた。
不合格者が多い=人気がある は間違いない。
しかし、人気がある=いい高校 とは限らない。人気が出る要因は様々だからだ。◆150名以上の不合格者を出した高校は17校
今回は区部だけでなく多摩も含め、150名超が不合格になった都立高校を並べた。

赤字は進学指導重点校。
7校のうち5校が入っている。
漏れたのは国立(くにたち)と八王子東。

背景が灰色なのは多摩地域。立川と狛江の2校のみ。
もっとも、多摩地域の全日制普通科は全入が3校(羽村、野津田、翔陽)しかなく、他地域からの流入が少ない。
よって、わずかに倍率が出るように定員数を決めやすいのである。

逆に山手線内にある高校は、区部のどこからでも通いやすいため人気が出る。

JR山手線の内側に位置する都立高校普通科は
青山、上野、向丘、戸山、日比谷、新宿、竹早、広尾、三田、六本木の10校。うち6校が150名超の不合格者を出している。
余談だが、総合芸術、工芸、新宿山吹も山手線内にある。

受験生の数の割に不合格者が多いのは田園調布。
分割前期後期募集をする唯一の「真ん中より上レベル」の高校と言える。
東急東横線、多摩川線、池上線が使えるので、東西から受験生が集まる。
反面、城北地区からは通いづらい。普通科以外も集計したが、150名超は1校もなかった。

普通科以外で100名超の不合格者が出たのは
 国際 126名
 工芸 114名
 六本木 105名

の3校のみ。六本木はここまで多いとは。
ウチは定時制の希望者がほぼいない塾なので、まったくノーマークだった。