都立一般入試 欠席率の推移<女子>

[2020年2月10日 更新]
◆女子の過去3年間の欠席率をまとめた

2017~2019年度、都立高校一般入試の欠席率を一覧にした。

旧1~6学区(区部)の普通科のみ公開する。昨日の男子に続いて女子の入試当日の欠席率について。
赤字は20%以上、オレンジは15%以上20%未満。
赤字は日比谷高校だけ。しかも毎年だ。

◆男子より女子は欠席率が低い 
大泉高校がズバ抜けているように見えるが、そもそも募集定員が少ないため。5,6人欠席しただけで欠席率20%前後になる。

大泉を除くと欠席率15%以上が過去3年間で1校もない。
多摩地域でも、2018年度に中高一貫校の武蔵が22%を記録しただけだ。

欠席率の平均は
 2017年度入試 4.3%
 2018年度入試 3.8%
 2019年度入試 4.0%

男子は8%前後だから、女子の都立志向が高いことが分かろう。

理由はシンプルで「成績上位の女子が入れる私国立高校が男子より少ない」からだろう。

成績上位の男子校は
筑駒、開成、巣鴨、城北、早稲田高等学院や明大中野、埼玉の慶応志木、立教新座。神奈川の慶應義塾など多数ある。

一方の女子校は、お茶の水女子大学附属、慶應女子と豊島岡女子くらいしかない。その豊島岡女子も2021年度入試を最後に高校募集を停止する。

結果、女子は安全第一で堅い都立高校を受験する子が多い。
男子よりも逆転合格は少ない印象がある。