都立高校入試理科の法則<8> 大問3では何が出るか

[2024年12月6日 更新]
都立高校入試の出題傾向について振り返っていく。

今回は理科の大問3、地学分野について。

◆規則的ではなくなっている
2007~2014年度は3年周期で
天気(中2範囲)→大地の変化(中1範囲)→天体(中3範囲) だった。

2015年度からそれが崩れだしている。
2018→2019年度は大地の変化が連続で出た。

2021年度は天体の一部が「入試での除外範囲」となったので、大問としては出ていない。ただし大問2で「オリオン座の年周運動」が出ている。むろん除外範囲ではない。

◆2025年度は「地震」が堅い
2019年度からまた
大地の変化(中1範囲)→天体(中3範囲) →天気(中2範囲)

のサイクルに戻ってきた。

と思いきや2023と2024年度は逆だった。
順番的には2025年度は地震、地層、化石が出るだろう。

◆結局、全範囲を学べ
とは言え、大問3で出なくても大問1~2で他の範囲は出題される。

また地学分野はそこまで複雑な計算問題は出ない。
地層の柱状図と、地震の速さ・発生時刻の問題がやや難しいがパターンが決まっている。

理科で80点以上を狙うならこの2つは必ずマスターすること。

2022年度に柱状図は出たきりなので、2025年に出ると予想するがいかに。