志望校は3つ考える その理由は…

[2023年6月16日 更新]
都立高校に入りたいと考えているのなら、志望校を3つ考えておくといい。
・はるかに高い目標校
・高い目標校
・ちょっと高い目標校

例えば、7~8月の模試偏差値が50だとしたら、
偏差値60 → はるかに高い目標校
偏差値57 → 高い目標校
偏差値53 → ちょっと高い目標校

くらいだ。

7~8月の偏差値と同等か低い偏差値の都立高校を目標とするのは厳禁。それをやると10月時点で、今より偏差値が下がっている。

ライバルが偏差値を上げようと必死で夏休みを過ごす中、キミは「もう目標に達しているから」と油断して夏を終えるだろう。

挙句、ライバルらに40日間で差を広げられてしまうことになる。

10月に下がった偏差値は11月以降も上げるのは難しい。
キミが努力するのと同じく、ライバルも勉強するからだ。

偏差値は「周りの子とキミとの位置関係」を示す数字。勉強すればキミの学力は確かに上がる。だが偏差値は上がるとは限らない。

◆目標を持つメリット
変動するとはいえ、合格するために必要なおおよその模試偏差値は分かる。

キミの偏差値も分かるだろう。

模試の後、あと何点取れば合格に必要な偏差値に達したか。どの問題を正解していればよかったかが明確になる。

その問題を次回以降で解けるようになればいい。逆に「これは捨てる問題」というのも判別できるだろう。特に数学。

目標校を定めることで、数字であとどのくらいなのかが分かる。

何を強化すべきかも見えてくる。

ただ模試を受けるな。
ただ受験勉強をするな。

まずは志望校を決めよう。
後で変わったって構わない。