2021年度 都立入試の変更点<3>

[2021年2月11日 更新]
先週9月24日に、2021年度(令和3年度)の都立高校入試の実施要綱が公表された。

昨年度との違いを説明していく。なお、試験範囲の変更については過去記事を読まれたい。

<過去記事:2021年度 都立入試の変更点<1>
<過去記事:2021年度 都立入試の変更点<2>

◆出願方法、持参でなく郵送に変わる 
なお一般入試も推薦入試も形式は一緒。提出締切日が違うだけ。

2020年度
受験生もしくは保護者が、志願先の高校に入学願書等を持参する。
一般入試なら2月5日(水)・6日(木)のみ 
昭和時代から令和2年までこの形式だった。

大学入試では郵送は当たり前、ネット出願が主流になりつつあるこのご時世にわざわざ高校まで願書をもって行く。
雨だろうが雪だろうが関係ない。何時間も外で待たされることもある。
乱暴な言い方だが、コロナ禍があったからの進化と言えよう。

2021年度
所属する中学校に提出し、中学校長がまとめて各高校に郵送する
一般入試なら2月4日(木)必着

実施要綱は以下の通り。

都内の中学校に在学している志願者は、出願に必要な書類を中学校長に提出する。中学校長は、志願者から提出された入学願書等提出書類を確認した後、当該中学校の志願者分を取りまとめ、都立高校長宛てに、出願受付期間に必着するよう、都立高校が指定する郵便局に追跡可能な方法により提出する(郵便局留)。

参照:都教育委員会HP

ありがたい。
中学校側もキミらの書類をチェックする必要がある。だから中学校への提出日は遅くとも2月1日か2日。

受験料を納入し忘れたなどというケースが毎年発生する。他人事だと思うな。

◆受検票は各中学校に届く
受検票(都立入試では受験票と言わない)は、各高校から中学校へ送付される。
願書再提出の後なので入試直前になる。

◆願書取下げと再提出は変わらず
志願変更の場合は郵送ではない。直接、高校に行って手続きする。

これは昨年度までと仕組みは同じ。

今年2月のブログ記事があるので、こちらを見るといい。
<過去記事:2020年度 都立高校入試の仕組み<9> 願書の再提出