[2021年2月3日 更新]
毎年2月3日は、都立中高一貫校・都立中等教育学校の受検日。
「入学試験」ではなく「適性検査」を受けるので“受検”と書く。
なお都立高校も一般入試は「学力検査に基づく選抜 」が正式名称。
“受験番号”ではなく“受検番号”と書かれているのはそれが理由だ。
◆今年度で大泉と両国は募集停止
ご存知の方も多いだろうが、今春の入試をもって大泉高校と両国高校は募集を停止する。来年からは中学校からしかこの2校は入学できないということだ。
すでに昨年、2020年度入試をもって富士高校と都立武蔵高校は高校募集を停止した。その代わりに中学の定員を増やした。
◆白鴎も高校募集停止予定だが
唯一、高校募集停止が決定していないのが白鴎高校。ご存知の通り、最初の都立中高一貫校である。
2012年春、一貫校化して最初の卒業生のうち5名が東京大学に合格し「白鴎ショック」と呼ばれてからもうすぐ9年が経つ。
当時1つだけだった都立中も現在では10校。残念ながら受検者のレベルでは後発の小石川や桜修館に後塵を拝している。
昨秋の東大現役合格数も
小石川 10
桜修館 6
武蔵 6
白鴎 4
と頑張ってはいるものの見劣りはする。
2022年度も高校募集があるかは不明。
だが、ほぼ同じレベルの上野高校がすぐ近くにある。この地の高校受験生が選択肢に困ることはあるまい。
白鴎の高校募集停止もあってか、上野高校は近ごろ人気上昇中である。
2021年度もそれは続くと見ている。

