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[2025年12月5日更新]
来春2026年度入試から、全日制都立高校の分割募集はなくなるのはご存知でしょうか。
2025年度に分割募集していた高校は、2/21の一般入試の募集人員が増えるかたちになります。
◆まず2/21の定員を比較
2025年度の分割前期募集校の定員(募集人員)と、2026年度の一般入試募集人員を比べます。
どちらも2/21の募集人員と考えてください。
赤字は2025年度前期募集が全入だったことを示します。
| 2025 | 2026 | 差 | |
| 田園調布 | 176 | 188 | +12 |
| 八潮 | 168 | 188 | +20 |
| 蒲田 | 85 | 109 | +24 |
| 深沢 | 142 | 124 | -18 |
| 田柄 | 129 | 137 | +8 |
| 大山 | 137 | 157 | +20 |
| 足立新田 | 209 | 222 | +13 |
| 竹台 | 155 | 171 | +16 |
| 淵江 | 179 | 189 | +10 |
| 青井 | 142 | 157 | +15 |
| 足立東 | 122 | 138 | +16 |
| 日本橋 | 179 | 189 | +10 |
| 南葛飾 | 161 | 171 | +10 |
| 山崎 | 138 | 157 | +19 |
| 羽村 | 172 | 189 | +17 |
| 秋留台 | 136 | 166 | +30 |
| 東村山 | 116 | 136 | +20 |
| 府中東 | 240 | 253 | +13 |
深沢は2026年度から単位制になり、全5クラス→4クラスに減るため一般入試募集人員も減ります。
他の高校はクラス数が変わらないので、2/21の募集人員は(分割後期の分だけ)2026年度は増えます。
例えば田園調布は2025年度前期が176人募集、217人が受験。41名が不合格でした。実倍率1.23倍。
もし2026年度も同じ受験数なら、190か191名が合格するので26~27名が不合格となり実倍率1.14倍まで下がります。
田園調布、日本橋、南葛飾、東村山、府中東など倍率が毎年ちゃんと出る学校の志願者にとってはありがたい変更です。
一方で、是が非でも都立高校に入りたい受験生にとってはやや残念。
とりわけ田園調布は「分割後期募集の星」であり、分割後期募集でも必ず倍率が出ていました。
おそらく2026年度一般入試、定員は埋まるでしょうから二次募集はなし。
「2/21に一般入試で不合格。ランクを下げてでも都立に行きたいから田園調布を受ける」ことが2026年度は不可能になります。
◆不人気校には逆風
八潮、田柄、大山、青井などは2026年度一般入試も全入は避けられないでしょう。
定員は増えるのに受験者が増えなければ、倍率は下がります。
2次募集待ったなし。
絶対に都立に入りたい層にはありがたいですが、いい生徒を集めにくいので定員割れ常連校にとってはいい策ではないですね。

