[2020年2月5日 更新]
一昨日が400記事目だった。
いつも読んでくださる方、新たに読み始めてくれた方、今後もできるだけ「読んでよかった」と思える情報を提供していく。
どうか期待いただきたい。
1月のアクセス解析をしたところ、12月にもアクセスした再訪者が9%だった。
つまり、新規でこのブログを見に来た方が91%ということ。
1日のアクセス人数は1,500~2,000人なので、毎日1,000人以上はご新規さんなのだろう。
ぶっきらぼうな文体で申し訳ないが、お付き合いいただきたい。
◆都立中の受検が終わった
今回は中学受検についての話。
2020年2月3日、都立中10校の適性検査が終了した。
(適性検査なので”受験“ではなく”受検“と呼ぶ)
受検倍率も公表されたので、今回はこれをまとめた。
なお都立の中高一貫校は10校ある。高校からも入学できる「併設型」は大泉、富士、白鴎、両国、武蔵の5校。
残りの5校は”中等教育学校”であり、6年間完全中高一貫校のため高校募集はしない。
麻布、海城、駒場東邦、桜蔭、雙葉、渋渋など私立上位校でよく見る形式である。
富士と武蔵は2021年度入試から高校募集を停止する。現在の中2と中1は、もうこの2校に入ることはできない。
◆小石川は別格

2020年度の受検倍率を並べた。
併設型5校と、23区内の都立中等教育学校2校の計7校。
倍率は白鴎、両国が高い。
それぞれ旧5学区・6学区のトップ校だから、さもありなんと思う。
欠席率は小石川がダントツである。
「第一志望の私立中に2/1に合格したから、2/3の小石川中は欠席」なのだろう。
「私立中希望者が2/1・2/2に私立を受け、受かったら2/3に小石川中を受ける」という話もよく聞く。
なお、2020年度の都立中10校の一般枠全体の欠席率は
男子 4.1%(応募3,567名→受検3,420名)
女子 4.6%(応募4,330名→受検4,130名)
多くは私立中との併願者だろうから、女子の都立中受検生の方がわずかに私立併願者の割合が高い ようだ。
また合格者の辞退率(受かったけど入学手続しない子の割合)も、小石川は15%といちばん高い。
次いで桜修館が10%、白鴎と武蔵が7%、大泉や両国が5%と続く。
富士は4%だ。
(過去2年の辞退率)
◆2020年度 併設型高校の一般入試はどうなる
推薦入試では富士高校を除き、男子は全員合格している。
八潮も蒲田も大森も不合格者が出ているというのに、だ。
普通科で全入(受験者全員が合格)があったのは、大泉、白鴎、両国、武蔵高校の4校(男子)のみ。
富士は男子10名が受験し、8名が合格している。
推薦ですらこの体たらくなので、一般入試でも併設型都立高校は全入もしくは不合格者1ケタ の低倍率になるだろう。
都教育委員会が
中等教育学校と併設型の共存を辞め、併設型の廃止を決断をしたということは
「併設型は失敗でした。成果が出るであろう中等教育学校に統一します」と宣言したと宣言したのと同じ。
そんな”失敗作”と思われている併設型高校。
入りたい中学生が少なくなるのは無理からぬことだ。