2025年 募集人員より多く合格者を出した都立高校

[2025年9月12日更新]
都立高校一般入試では、募集人員より多めに合格者を出す。
どのくらい多いかは学校によって、また年度によって変化する。
2025年度入試で、募集人員より多くの合格者を出した学校を紹介する。
2026年度も同じ傾向であると私は考えている。

2023年度入試については過去記事を読まれたい。
<過去記事:募集人員より多くの合格者を出す都立高校

2025年度都立一般入試の合格数-募集数が4名以上の普通科をまとめた。
今回は多摩地域の学校(緑文字)も入れてある。
推薦入試の人数はいっさい入れてない。

◆今回も日比谷がトップ
日比谷 +19
西   +9
深川  +9
戸山  +7
目黒  +7
富士森 +7
青山  +6
桜町  +6
国立  +6
八王子東 +5
日野  +5
小平南 +5
国分寺 +5
小山台 +4
三田  +4
雪谷  +4
大崎  +4
駒場  +4
石神井 +4
杉並  +4
高島  +4
小松川 +4
新宿  +4
町田  +4
南平  +4
立川  +4
昭和  +4
狛江  +4


進学指導重点校は7校すべて入っている。
日比谷はダントツの+19名。
2024年度は+15名で辞退者が18名も出て2次募集が行われた。だから合格者数を増やした。
<過去記事:日比谷高校 2次募集を実施

立川は普通科が+4名だが、創造理数科が+2名なので学校としては+6名。

深川は毎年合格者が多い。定員より9~10名多く合格者を出している。
2025年度は合格した194名全員が入学手続きしている。
2024年度は194名合格で193名(定員+8名)が手続きした。
2023年度は195名合格で192名(定員+7名)が手続きした。
もっと合格者を減らしてもよくない?

桜町は意外かもしれないが、ワケがある。
2023年度は253人募集、289人が受験し256人が合格。
しかし入学手続き者が252人と、辞退者が4名出て定員割れとなってしまった。結果、2次募集を行っている。
2次募集は3名受験して2名合格、2名とも入学手続きをしている。

2024年度は定員割れ。
2025年度は252人募集、262人が受験して256人が合格となった。2次募集には至らず。

高島は定員より4名も多く合格を出したのに、辞退者が出たため2次募集をした。
2026年度は定員+5名くらい合格者を出すのではあるまいか。

◆人気校は渋い
中堅人気校は辞退者が少ないため、余分な合格者を出さない。
豊多摩 +3名
豊島  +2名
城東  +2名
神代  +3名

定員割れしなければ、なるべく生徒数は絞りたいだろうから当然だろう。
合格者1名増やすということは、入試成績最下位を1名入れることになるのだから。