通知表の平均は3より高い

[2025年7月6日 更新]
中学校の通知表の評定5~1、2001年度までは相対評価が用いられた。
 5…7%
 4…24%
 3…38%
 2…24%
 1…7%

と定められていた。

100名の中3がいて、定期テスト満点&小テスト満点の子が10名いたといても「5」がもらえるのは7名まで。あと3名は「4」以下になっていた。

それが改訂され、今の絶対評価に変わった。

細かく言うと
・2001年4月、文部科学省から通知が出される。
・2002年度新学期から、全国公立小中学校は新指導要録による記録(絶対評価)が始まる。

絶対評価になって何が変わったか。
5や3の生徒が増え、2と1の生徒が激減した。

東京都の公立中3年生の評定、5~1の割合は
 5…12.4%
 4…23.1%
 3…47.1%
 2…13.5%
 1…3.9%

<2024年12月時点>
https://www.kyoiku.metro.tokyo.lg.jp/information/press/2025/03/2025032705

1学年100名の中学校なら、旧制度(相対評価のころ)と比べて
 5…5人増加
 4…1人減
 3…9人増加
 2…10人減
 1…3人減
ということになる。

平均値も旧制度は3.00だが、2024年時点では3.27
通知表オール3は、真ん中よりかなり下だと考えた方がいい。

◆教科ごとの平均値
国語 3.26
社会 3.26
数学 3.19
理科 3.24
英語 3.20
音楽 3.33
美術 3.33
保体 3.30
技家 3.29
<2024年12月時点>

実技教科の方が、主要5教科よりわずかに平均が高い。
なお最も「5」の割合が少ないのは保健体育。「4」が最も多いのも保健体育。
保健体育はなかなか「5」をもらえない。

◆4以上を狙え
繰り返すが通知表3は平均より低い。

1教科ずつでいいから、「3」を「4」に上げていこう。そのために「今回はこの科目に注力する」と決めてテスト勉強に臨むこと。