[2025年6月7日 更新]
今月後半には中学校の期末テストが始まる。
中間テストは試験3週間前から、期末テストは4週間前から準備を始めるよう私は指導している。
おおよそ試験2週間前にテスト範囲が発表されるが、そこから始めても間に合わないからだ。
「テスト範囲が分からないから、テスト勉強ができない」などと幼児のような言い訳をする奴もいるが、前回のテスト範囲以降・現在学習している内容まではまずテスト範囲に入るだろう。
全範囲は分からずとも、判明しているテスト範囲から勉強すればいいだけ
勉強はフライングスタートで反則を取られたりはしない。
◆高校受験生は7月が大事
そして受験生は期末テスト後に何をすべきかを考えよう。
ずばりこの3つ。
・受験勉強開始
・2学期中間テストの勉強
・志望校を決める
塾に通っていて、その塾を信頼しているのなら、塾の提案する夏期講習を受けるといい。
塾に通っていなければ、自分で1からスケジュール・内容を決める必要がある。これがめっぽう大変な作業だ。
夏期講習もたいていは7月20日以降に始まる。
期末テストが終わってから3~4週間はあるだろう。ではその期間をどう過ごしたらいいだろうか。
「夏にみっちり勉強するんだから、夏休み前くらいはのんびりする」などとナメた考えだと、まず100%ダラけた夏になる。「オレは違う」と考えるならどうぞご勝手に。
お薦めなのは期末テストが終わった日から勉強を始めることだ。
夏の宿題(学校のもの、塾のもの)、2学期中間テスト対策、英検の準備などやることは山ほどある。それもなければ都立入試の漢字練習を始めたらいい。
「夏休みに勉強する」のは受験生なら当たり前。
1日8時間勉強しても、他の受験生もしているのだから差はつかない(=偏差値は上がらない)
だが7月上旬から動き出す子は少ない。大きく勉強時間で差を付けられるだけでなく、夏前から動き出しているのだから夏休みに助走が済んだ状態で突入できる。
期末テストが終わった日から勉強を始めることには、メリットしかないと思うのだがいかがかな?
◆志望校を考えよ
志望校選びも進めたい。確定でなくてもいいので
・目標とする第一希望校
・第二希望校
・最低でもこのレベルには行きたいという第三希望校
と考えるといい。
ここで大事なのは「都立自校作成校の有無」
自校作成問題の学校を受けるなら、やるべき勉強内容は変わる。塾の夏期講習も共通問題受験者とはコースが別になっているだろう。
例えば
第一希望 新宿高校(自校作成問題)
第二希望 国分寺高校(自校作成問題)
第三希望 駒場高校
の場合は、新宿高校・国分寺高校を受けるつもりで受験勉強を進める。
途中で共通問題の駒場高校に志望校を変えたとしても大きな問題はない。だが逆はややキツい。
自校作成問題、共通問題どちらも受ける可能性があるなら、夏休みは自校作成問題を受けるつもりで勉強しよう。
目標なく夏休みを過ごすのは、非常に効率が悪い。
都立に入る! Twitter (X) そのときに必要な情報をこっそりと。ミンナニナイショダヨ
@toritsukoko