2020年度 都立高校入試の仕組み<6> 一般入試の傾斜配点とは

[2019年10月2日更新]
今回は、「学力検査に基づく選抜」いわゆる「一般入試」の傾斜配点を説明する。

以下の内容は令和2年度入試のものなので、翌年度以降は変更の可能性がある。

また、例外もあることをご承知いただきたい。

◆8校で、5教科の学力検査点が各100点満点ではない
前回記事で、都立高校は5教科500点満点のテストを行い、すべて1.4倍した700点満点で計算すると伝えた。
<前回記事:2020年度 都立高校入試の仕組み<5> 一般入試の合否の決め方

しかし一部の学校で「傾斜配点」という制度が採られている。
カンタンに言えば、特定教科の点数を高くする制度。

表を見てもらえれば分かりやすいだろう。

赤字が傾斜配点の教科

外国語コースはどの高校も傾斜配点がある。
田柄高校外国文化コースは傾斜配点がない。

※松が谷高校は、2019年度入試では国語・英語とも150点だったが、2020年度は各200点になる。

◆傾斜配点はチャンス!?
結論を言うと、傾斜配点のある教科が得意なほど有利。
だったら、その科目にかける時間を優先すべきだ。

これは高校受験だけでなく
その高校で必要とされている教科=傾斜配点のある教科
だからだ。

国際高校以外は、入試は共通問題であり対策しやすい。

塾に通っている人は、ぜひ塾の先生に「何点をどの教科で取るべきか」のアドバイスをもらおう。

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@toritsukoko