新中学3年生が、1学期に注力すべき点は2つ

[2021年2月24 更新]
都立高校を目指す中学2年生の皆さんが、1学期中に注力すべきはズバリ「1学期の定期テスト、通知表の点を上げること」である。

◆1学期の内容は都立入試で出る
都立高校入試は中1内容から中3内容まで出題される。

出題されやすい・されにくい単元はあれど、一切出ないと言い切れる単元はない。

とりわけ中3の1学期で学ぶ単元はテストに出やすい。

理科(イオン)
社会(第二次大戦以降の歴史)
数学(平方根の計算、二次方程式の計算)

よって、受験に向けて1~2年生の復習をするのも結構だが、その時間は1学期の定期テストで90点以上を取れるように使ってほしい。

結果として、1学期の通知表の点にも期待できるようになる。

社会・理科の1~2年生内容は、夏休みに復習できる。あわてなくていい。
まずは中3の1学期だ。

◆1学期の通知表は調査書点に無関係?
結論から言うとNoだ。

たしかに都立高校に受験では中3の2学期通知表が調査書点となる。
しかし、中学校の先生は2学期通知表をつける際に1学期の通知表を無視するだろうか。

1学期がオール1でも、2学期の中間・期末テストで結果を出せば5をくれるだろうか。否、くれぬ。4もあやしいものだ。

逆に1学期に5を取っておけば、2学期の中間テストで失敗したとしても期末テストが取れていれば5のままにしてくれる可能性はある。実際そういう子は何べんも見てきた。

キミたちにとっても「1学期は1学期の成績のみ集中する」方がやりやすいだろう。

期末テストが終わった瞬間から、受験勉強に切り替えれば十分に間に合う。

◆新学期までスタートを待つ必要はない
さて、もうすぐ2学期末テストが終わるだろう。

3月は何をする? そう、1学期の予習を始めてしまえばいいのだ。勉強はフライングスタートが許されている。抜け駆けOKの世界だ。

どうやって予習をやればいいかくらいは、自分で考えなさい。